[イベント・講演]

2011/11/28/[Mon]

いちむじん&モーキャンドルクリスマスイベントin濱長

先日、高知のお座敷でよく唄われる歌の
CDを作りたいというご依頼を受け、
濱長さんに行ってきました。
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いやぁ〜、芸の道はすごい!!!
粋なお師匠さんにビシバシと厳しく鍛えられて
この短時間の間にも、確実に成長していかれる
お弟子さん達の様子を、間近に見せていただき
ただただ感動でした☆

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その帰りに、いちむじんの山下さんがいらっしゃるので
是非一緒に打ち合わせの席に!ということで参加させていただくと

もう!ものすごい盛り上がってしまい
来年春のサプライズなことがいっぺんに決まりました(笑)。

そんな中、またしてもカワウチヒロシさんに無理を言って
超high速で作っていただいたクリスマスイベントの
チラシがコチラ☆
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クリスマスにピッタリのロマンティックな夜、
「これは絶対、素敵な絵になる!!!」
ということで、制作作業中に、もう
予約を入れてしまいました。

カップルでご友人同士で是非!!!

Posted by maachan

2011/11/28/[Mon]

バーニャカウダ ダイエット

高知県と「野菜ソムリエコミュニティこうち」が
タイアップして制作した『食散歩』
フォロー取材をさせていただき

高知の食の現場が一番贅沢だな〜と
感じたことは、

何と申しましても!
距離的な意味以外に、ハートとハートも
『生産者と料理人、消費者』が近い!!!

というところ。

無事に入稿して、いっちばん食べたくなったものは
「バーニャカウダ」をぬりたくった
生野菜☆


とにかく生のままバリバリかじりたい☆
という願望が沸き起こりました。

草やのマスターにわがままを言って
特製バーニャカウダを作っていただく!
何時間もかけて下ごしらえをした
本格バーニャカウダをゲットした後
向かった先は、ファームベジコと、
弘岡カブの伝承農家の松田さんちのお庭。

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おんちゃーーーん、ハネでえいき、分けてやーーーー!

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まあちゃんくの倉庫に行くと
「食散歩のご褒美よ♪」と
バーニャカウダによく合うお野菜をいっぱい
もう準備して置いてくれてました☆

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洗うと、まあ、なんてきれいな色!!!
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バーニャカウダ独特のニンニク風味が食欲をそそります☆
ウサギのようにバリバリ、ボリボリ無我夢中で
かじりつきました。

気がつけば満腹で、夕食も要らず。
これは健康のために、ちょっと続けてみようかな…
なんて思っています。

でもよくよく思い起こしてみると、これって
「朝食人気アンケート日本一」と言われている
銀座コムズさんがやってたことなんですよね!

自ら運んだ「入河内大根」を東京で食す。
http://mnnbo2.exblog.jp/14126446/

こういった食の風景がどれだけありがたいことなのか…
今回の取材で高知の料理人達に再度教えていただけたような
気がします☆





Posted by maachan

2011/11/28/[Mon]

シネマの食堂第2夜(草やシネマトグラフ)の記録【2】

カワウチヒロシさんのスピーチ
http://youtu.be/yWMkxgE7ER4



一段と芸術性が加わった
奈美ちゃんのバイオリンに注目!

『♪砂の城』ピエール&奈美
http://youtu.be/NqX2LLICPxI



「龍馬伝」の次に何を取り上げてもらいたいですか?
と聞かれたら、こういう世の中だからこそ、野中兼山と野中婉
親子を描いていただきたい☆と答えています。

先日は、東映の映画関係の方や、宇崎竜童さんにも、
大原富枝さんの小説「婉という女」
手渡すことができました。

こんな哀しみの上に、
今の園芸王国があるということを
もっとたくさんの方に知っていただきたいと思います。

大原富枝の文章と土佐琵琶とのコラボレーション
『婉という女』

【土佐琵琶】
水はとうとうと流れゆく。
豊かに色づく実りの陰に
婉という女の涙あり。

日本最古の手掘りの港手結港の美しさも
吉野川や仁淀川、様々な川の流れを
田畑へと導くのどかな用水路の風景も
彼女の父、野中兼山あってこその景色

【朗読】
「おかげさまでそれまでは毎年洪水に見舞われる貧乏村が、豊作を楽しむ、暮らしよい村になりました。先生は百年の先までお見通しのお仕置をなされたと、村では神さまのように申します一」後に彼女が村人から聞いた言葉である。

荒れた山野は河川を中心に整備され、父上は自分の作り出した国土の美と豊饒さに感動した。父上にとってそれは一つの理想の具現であり、精魂こめて生みだした芸術でさえもあった。

【土佐琵琶】
しかし彼の、そして彼の一族が流れ着いたのは
ねたみ、そねみに導かれた、哀しく深いよどみの淵

野中婉、子孫による報復を恐れた者の手により
4歳の幼き日より40を過ぎ、もう子をなすことができないと
思われるその日まで、一族と共に宿毛に幽閉される。


【朗読】
門外一歩を禁じられ、結婚を禁じられて、四十年間をわたくしたちはここに置かれた。他人との面会を許されず、他人と話すことを許されないで、わたくしたち家族はここに置かれていた。
 わたくしたち兄妹は誰も生きることはしなかったのだ。ただ置かれてあったのだ。
四十年の間に、わたくしの兄妹は次々に死んでいった。
 数え年四歳で幽居に入れられたわたくしと、妹や弟は、「生きる」ということがどのようなものなのか知らない。
 しかも死というものは、「生きる」ことを許されなかった人間にも、確実に訪れるものであった。
 ここでは、死は、生きるということがどういうことであるかを、よく知っているものからの順で訪れた。

【土佐琵琶】
苑27歳。実に幽閉23年。
兄希三郎の病死をきっかけに訪ねてきた男(人)と文を交わす。

【朗読】
 里人は勿論、野火さえもが、こっちに向って近づいてくることはなかったのに、わたくしたちを訪ねようとして、高知の城下からはるばると三十里を踏破してきた人が現れたのだ。高知の谷丹三郎…面会は許されなかったが、このときから幽居にも時が流れはじめた。二十数年、よどみに淀んで流れることを忘れていた時が流れはじめた。

【土佐琵琶】
彼の存在により生かされた苑40歳。遂に赦免の日を迎える。

【朗読】
草原を横ぎり、小松のある丘を下ってゆくと、ごうごうとただならぬ音が聴こえてきた。そこで草丘は断崖になって、川がその下を流れている。流れはそこで瀬をなして白い布を懸けたように堕ち、泡立ち、獣の咆哮のようなざわめきはそのあたりから立ちこめてくる。わたくしは言葉もなくこの妖しくも美しいものの姿に魅せられていた。一この寸時もさだまった形を持たず、一刻も停滞ることのないものの姿を、わたくしはかつて想像することができなかった。

 一日も早く、一刻も早く高知へゆこう、と噴きあげるようにわたくしは考える。赦免以来、片時も心の隅から離れることのない人のことをわたくしは思っている。
一一一わたくしは生きようとしていた。

「おお、お婉どのか一」
低い声で呼ばれた自分の名が矢のようにわたくしの心に、体に刺さった。女には生涯にただ一度呼んで欲しい自分の名があるものではあるまいか。

【土佐琵琶】
水はとうとうと流れゆく。
豊かに色づく実りの陰に
婉という女の涙あり。

野中婉、閉ざされた世界の中にいながらも、心の中での恋を貫く。
赦免後は女医となって人々を助け、なおも凛と前を見据えて行き抜いてみせる。

土佐の恵みをいただく時
美しい風景に染まる時
ここに感謝し、伝え続ける

Posted by maachan

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