[マンボ]

2011/06/01/[Wed]

高知のおじいは最先端☆

ウィーンでオペラ歌手をしている友人が高知に帰ってきたので
久しぶりにいろんな話をしました。

30代の頃、土佐和紙をウィーンのハウスヴィトケンシュタインという
有名な建築物の舞台美術にして、彼女のオペラの舞台をつくるという…
大仕事のお手伝いをさせていただきました。

「オーストリア大使館は、すみやかに関西に引っ越しした」とか
空港でチケットを買う時に
「日本に行くのは止めろ」と注意されたなど
会話の中でウィーンの人々が、今の日本の状況をどう思っているのか
政治に対してどんなことを考えているのかを耳にし
大きなショックを受けました。

連日報道されている情報隠し・政治の混乱に希望が見えなく
なっていた時、
NHKの「とさ金8」で、一筋の希望の光を見つけました。
1
土佐町にお住まいの伊藤登さん(御歳86歳)

60年も前から文献を頼りに水車を作り、
自家発電で生活されてきたそうです。

2
このパイプで電力を自宅に送電するそうです。

3
まさにエネルギーの地産地消!谷川の水の流れを生かした
オール電化の素晴らしい生活をされていらっしゃいます。

4
20年前から、四国電力からも送電されるようになったそうですが
あまり使用しないように、ソケットを赤で塗って色分けしているなど
ユニークなアイデアに笑ってしまいました。

5
この笑顔を見ていたら
「できるできる!なんちゃあじゃない!」って感じですよね(笑)

6
最近あらゆる企業が自家発電を取り入れ始めました。

我が家でも太陽熱エネルギーを取り込むソーラーパネルが
大活躍です。家に帰ったらすぐに、天火を降ろすように
しています。

今まで、原子力開発に莫大なお金が注ぎ込まれていた事実を
今回の事故で私達は「知り」ました。
人類の手に負えない、恐ろしさも「知り」ました。
自然エネルギーの開発予算が、今後しっかりと組み込まれ
技術者の知恵を集めれば、

なんか…なんか…
いける気がする!!!

特にここ高知では、小水力発電に適した場所が
728箇所もあり、35万KW
なんと早明浦ダム8コ分もあるんですって!!!

時代の最先端の暮らしを実に当たり前にしている
このおじいちゃんが
ひようひょうと明るく教えてくれました。

Posted by maachan at 00時51分

コメント

はじめまして。テレビで途中から見たのですが、たいへん感動しました。これこそが勉強する目的です。水力発電もさることながら私は伊藤さんのこの姿勢に感動しました。

きっと、この時代の教育の姿勢がよかったのでしょうか。
ありがとうございました。詳細を調べたくて検索しておりました。

平田亜樹 2011.09.23. 16:39 [削除]

 高知県は、野中兼山さんという江戸時代の政治家のお陰で、用水路が整備され、園芸王国として成長してきました。この用水路を使っての小水力発電、日照時間の長さを利用した太陽光発電など、日本のモデルとなるような新エネルギーの可能性を感じています☆

 伊藤さん、何かを声を大にして訴えるのではなく、ひょうひょうと実践しておられる姿が素敵ですよね!

まんぼ 2011.09.23. 21:17 [削除]

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