[食育]

田植え２日目は、地元の保育園（うららか保育園）の年長さんを、迎えて農作業体験をしてもらいました。
広〜い田んぼのあぜ道で、田植えよりも真っ先に夢中になったのが、つくし。
あっという間に、つくしの束が・・・

田植え機を追いかけて「さなえ、がんばれ！」と熱いエール。
田植え機の名前が、「ラブリーさなえ」なのです。

場所を変えて、いよいよ田んぼの中に突入！

嫌がっていた女の子が１番に入って大奮闘。

上手に植えてるかと思うと、
カエルを捕まえたり、大興奮。

手植えのスペースは、ほんの少しでしたが、
顔も泥もつれになりながら、泥の感触を全身で感じていました。

美味しいお米や野菜が、
住んでるところで作られていること知り、
お米や野菜が作れるという環境に感謝しながら、
地元の物を食べて、育つ子供達。


足で感じた土の感触を、ずっとずっと忘れないでね。

私たちが、この春野町で就農した１０年前、
まだ、食育という言葉が、できたばかりだったと思います。
食べる教育？食に関する教育？
教わらなくても、自然と見て感じて身についていた、食の知識がどんどん少なくなりだした危機感のようなものを感じていました。

時を同じく開園したばかりの「うららか保育園」に、
つかまり立ちがやっとできだしたばかりの１歳の娘を入園させていただきました。

田園が近くにあり、山があり、川があり、自然に囲まれた、
すばらしい環境の保育園で、子供達はのびのびと、育ちました。

先生方と、出来ることから始めた、食農体験。
田植え、稲刈、お芋の植え付け、芋堀り、ブドウ狩り・大根栽培など・・・

できた野菜を材料に、市内ホテルの料理長さんに、スープを作ってもらい、みんなで食べたり、
白菜の葉っぱを１枚づつはいで、何枚あるかホールに並べたのは、楽しかったなあ！
８８枚の白菜の葉っぱが、どんどん中になるほど、小さくなり、色が白く、そして芯のほうは黄色くなる。
私や先生のほうがおもしろがってたのを思い出します。

先日、うららか保育園の１０周年の祝賀会にお招きいただきました。

１０年在籍の先生方による、華麗なフラダンス。私も一緒に踊りたい気分でした。

と、同じ気分で、踊りだした、元園長先生。ぜったい踊ると思ってました（笑）

ノリのいい先生方、１０年前とちっとも変っておりません！
これからも、子供たちに楽しい体験いっぱい、してもらいましょうね！

共に食を育みましょう！

子供達が感性豊かに育ちますように・・・

２月の恒例行事に定着した、
うららか保育園、大根収穫体験。

うちの娘が年長さんの時から始まった、大根の種まき、
間引き、収穫体験。
もう、５年目になりますね。

今年度は、天候不良で種まきが遅れ、
そのうえ異常な寒波。

なかなか太らず心配してましたが、
子供達が収穫するにには、ちょうどの大きさ？

待ちに待った収穫に、みんな大喜び。

葉っぱの元を、観察しながら、
自分が引く大根を、じっくり探します。

狙いをつけると、根もとを持って、
「うんとこしょ、どっこいしょ！」

体全体の力を使って、一生懸命抜きます。

収穫後は、満面の笑み。

ちいさな達成感。

歯をくいしばって、
お母さんや、家族に食べてもらう為、がんばります。

虫がいたり、二股があったりの、ハプニングも・・・

うれしそうな子供達に、
こちらも感動！

大事に大事に、世界にひとつだけの大根を握りしめ・・・

ひとり１本、みんな自分で持って帰ると言い、
歩いて帰っていきました。

きっとお母さんは葉っぱまで美味しく食べてくれたことでしょう。

自分たちが住む土地で、野菜ができる事を
幸せと感じ、食べる事の喜びが伝わればうれしく思います。